■ 埼玉新英研5月例会

2005年5月
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 5月21日(土)に、アガリン長瀬(KAFIN, 在日ファイリピン人支援グループ)さんを招いて、在日外国人と日本人をむすび地域をエンパワーする、と題する学習会を持った。大会の発送作業のみでは、せっかく集まるのにもったいないので特別集会の位置づけであった。

<報告>

 菊地恵子さんは、女性の語学教師の会で、アガさんと出会い、大学の授業にも手弁当で招いているというので、埼玉新英研にもおいでいただいた。後半、新英研の古い会員で、今は、引退されている方のご子息が参加されたので、通訳もお願いした。この方は、鍼灸を学ばれており、在日フィリピン人がどうして多いのかとの疑問からの参加とのことであった。

 ミンダナオ出身で、「教えられなかった戦争」の続編にも、アガさんは、出演している。また、 在日ファイリピン人支援グループを組織し、在日外国人労働者や定住外国人の支援に、全国を飛びまわっている、一方、川口市で主に、フィリピン人女性の法律相談の活動もしている。フィリピンの方に共通するのだが、チョムスキーに会って、熱弁をふるったという、アクティビスとのイメージに反して、穏やかな人柄には、ホッとする。ミンダナオというとイスラム教とキリスト教徒との対立による紛争が続いているといわれる。ついこのあいだの2003年にも、40万人が非難する武力介入が米軍とフィリピン国軍とでなされた。人びとから、天然資源の宝庫である土地をとりあげるというのが、実態という。地域でのさまざまな問題を当事者の立場でお話しいただく機会であった。

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(文責:淺川)
(連絡先:浅川和也)
(2005年11月12日)