■ 東京新英研6月例会
2004年6月
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 6月例会はアレン・ネルソンさんの特別講演会「世界憲法9条には力がある」。 6月15日、東京の公立私立の教職員組合、外国語、平和教育、障害児教育の部会が協力して、アレンさんの講演会をエデュカス東京大会議室にて開催しました。高校生、大学生、母親、ラジオメッセージを聞いて駆けつけた一般の参加者を含め最終的に参加者は120名を超えたようです。

特別講演会「世界憲法9条には力がある」

 Peace Begins from here NOW! そして、We Shall Overcomeに新しく加わったWe Have Article 9! といわさきちひろのポスターが見守る中で、アレンさんが映画の世界ではない「ほんとうの戦争」を語り始めました。

 「戦争の音、におい」ひとつひとつの描写が自分もジャングルにいるような殺伐とした、恐怖、そして怒りをかりたてます。ひとりの若者が兵士へと作り上げられていく過程、洗脳され、殺すことが一人前の兵士とみられること、死体を数え上げる場面、そしてThe Great Moment (決定的な体験)を語ることが使命だといいながら、今もアレンさんは語る度にふるえがくるんだろうと思います。

 それをぬぐいさるように、最後はギター片手に“Down By The River Side”というブルースを歌い、会場全体で盛り上がりました。「まず平和憲法の存在を周りの人と話し合うことから」何から、どこから始めるか。Peace starts from here, in this room.というアレンさんのメッセージをうけて、参加者は今日、それぞれの場所で、「アレンさんの話、きいたんだよ」と、自分と平和とのかかわり、ストーリーを話しはじめているでしょう。

Many Small Actions for Peace! 世界まで広がれ!

『You Don't Know War, ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』
『日本は本当に平和憲法を捨てるのですか?』
『アイデアブック平和と非暴力』、
全部で50冊、完売でした。

<参加者感想>
◎昨日の朝、J-WAVE GMTを聴いてきました。場所が分からずかなり遅れてついたのですが、参加して本当によかった。とてもいい話を聴くことができた。
◎とても貴重な話を聞けてよかったです。ネルソンさんの体験がリアルに感じられて、人間性を失う戦争は本当に怖いということが改めて分かりました。僕たち高校生も平和を示す憲法9条を変えないでほしいという思いから高校生「戦争協力拒否宣言署名」というのを集めています。共にがんばりましょう!
(高校生平和ゼミナール)

(文責:柏村&平野)
(連絡先:平野寿美)
(2004年11月21日)