■ 神奈川新英研12月例会
2004年12月
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4月5月6月7月9月10月11月12月
 12月18日大倉山記念館にて。参加者15名。

●実践報告(高校)

■「四技能を取り入れた高校の英語の授業を
〜ゴールを設定し、より多くの活動を取り入れた授業を目指して〜」

南方[なんぽう]守文さん(県立岩戸高校)

 南方さんは佐野正之先生のアクションリサーチに出会い、「アクションリサーチは愛だ」ということばに感銘を受け、「訳読式授業」の脱却に努め、さまざまなタスクを生徒に与えながら授業を創っている様子を語っていただきました。
◎ 高3リーディングの授業の流れ
(1)Pre-reading Activity→(2)New Words→(3)While-reading Activity→(4)Post-reading Activity。生徒の要望もあって、和訳+文法解説のプリントをしている。 

◎参考文献: 佐野正之編(2000)『アクション・リサーチのすすめ 新しい英語授業研究』大修館書店ほか

●実践報告(中学)

■「コミュニケーション能力を育成するための継続的音声指導
〜生徒が意欲を持って学べる音声指導の工夫」

倉内大史さん(葉山町立南郷中学校)

 音声指導を5年間継続してこられた集大成をパワーポイントを使って発表していただきました。壁にズームアップされた「リズム」「音読」の文字や早くもマツケンサンバを取り入れた音読指導に参加者一同、圧倒されました。

◎ 倉内先生の仮説:「リズムを中心とした継続的音読指導が実践的コミュニケーションの基礎を育成する」
・ 國弘正雄さんのことば:「運動記憶によらない言語習得はありえない!」

◎リズムと音読:リズムテープの構成(1〜4まで通すと6分間で7回音読したことになる) 本文をネイティブALTに読んでもらったリズムテープ+生徒配布用プリント

  1. テープの後について本文を読む(2回)
  2. テープと同時に本文を読む(2回)
  3. リズムマシーンに合わせて本文を読む(2回)
  4. 音楽の曲に合わせて本文を読む(2回)
    例)マカレナ/ルパン3世(ジャズ)/ロッキー/踊る大走査線のテーマ、など[今年は「マツケンサンバ」を使った]
◎暗唱:レシテーションコンテストの取り組み:中1のコンテストのときに、中2の優勝者がスピーチして見せる=翌年に継続して取り組むイメージができていく
中1:We Are the World
中2:I Have a Dream
中3:ケネディ大統領就任演説


(連絡先:中村康雄 )
(2005年5月21日)