■ 西三河サークル5月例会
2002年5月
 5月24日にサークル例会を開きました。参加は5人。

1 牧先生(高)

 Treasure Hunting Dictationと名付けたアクティビティです。
 英文をいくつか用意します。(いくつでも可) それを短冊に書き、教室のあちらこちら(机や教卓の裏や壁、いすの背もたれの部分など)に貼っておきます。生徒はペア(もしくはグループ)になり、その短冊をはがしたりしないで読みとり、別のプリントに書き写します。書き写すのはペアになり、片方が英文を読み、もう片方が書き取ります。英語の苦手な生徒は1語づつ覚えたり(時にはspellを1文字づつ言ったり)して行うことになります。
 ペアでのDictationとListening 練習になります。英文は教科書に関する内容で、正しく写し取れたかは教科書でチェックできます。
 Summaryを書き取らせて正しい順番に並べるとか、一つのストーリーを完成させるとか、アレンジ次第でいろいろ使えます。

2 幸島先生(高)

(1)ListeningからWriting、Speakingへ
 大学のワークショップで聞いた実践です。
 テープである自己紹介文”Three Things About Me.”を聞きます。3つのことを取り上げて自己紹介する英文です。その後、同じ要領で自己紹介文を作ります。作った後、ペアでその英文を読みあいます。相手は内容を聞き取ります。次にペアを代えて行います。徐々に英文を見ないようにして言うようにします。
 同様にもう一ペア行います。4回目には元のペアに戻り、英文を見ないで自己紹介し、二人の会話をテープに録音します。その録音したテープから会話をdictateし、書き取ります。
 書き取った後、自分の英文の間違いや、相手の文章から利用できる表現・直したほうがよい表現を見つけ、書き出します。お互いの英文を評価し合うところがよいと思います。
(2)クーポンをつかってオークション
 先回説明したクーポン制のまとめとして、中間考査が終わったところで、クーポンで貯めたポイントを使ったオークションを行いました。
 安い文具や駄菓子などを用意して、クーポンの持ちポイントで欲しいものを競り落とします。その際に、小切手にサインをして支払う、という方法を採りました。英語で自分の名前のサインを書くのも英語の練習の一つでしょう。

3 弘山先生(高)

 先回、スラッシュを用いた同時通訳方式授業の流れを紹介しました。今回は新出単語の確認や重要文の説明についてお話します。新出単語の練習は、JTが日本語をスラッシュごとに読んだ後に行います。JTはランダムに日本語を言い、生徒はその単語を本文から探します。英語の説明や日本語を載せたプリントを使うこともあります。

 重要文は、生徒たちがQ&Aのプリントをペアで行っている時に、黒板に板書しておきます。生徒がペアワークを終えた後、日本語訳を書かせ、説明します。説明の後、JTは黒板の重要文の一部分ずつ消し、生徒は英語で言います。これを繰り返し、最後には英語が(ほとんど)なくなるまで消してしまいます。こうして重要文の暗唱を行います。
 また、英語通信では、いろいろな英語の学び方を紹介しています。

4 村瀬(高)

 AETの最初の授業で使います。
 あらかじめ、AETへの質問を20〜40くらい作っておき、通し番号をつけて短冊に書きます。AETの名前や出身地 などを説明した後、生徒はその短冊を引き、一人1枚(または2枚)ずつ持ちます。
 AETが一つ番号を言い、その短冊を持った生徒が立って書いてある質問をします。AETは答えた後、同じ質問を生徒に投げかけます。その後、生徒が番号を言い、次の生徒に質問する順番が移ります。これを繰り返します。
 質問の内容は、一般的なもののほか、次のようなものを入れると面白くなります。
 Please write some Japanese words on the blackboard.
   Will you introduce yourself in Japanese?
   Do you know any Japanese athletes?
   Shall we shake hands?
   Let’s take a photo together.
 最後の文のために、インスタントカメラをポケットに忍ばせておいて、教室で写真を撮ると盛り上がります。このアクティビティは以前にAETから聞きました。 

連絡先:MURASE Toshihiro/村瀬敏浩