■ 西三河サークル4月例会
2002年4月
 村瀬敏浩@愛知西三河英語サークルです。4月26日にサークル例会を開きま した。参加は9人。

1 杉浦先生(高)

(1)クラスメートに暖かいメッセージ
 1年の終わりに、クラスメートに対して暖かいメッセージを一言書く、というアクティビティをしました。
 メッセージは全て、励ますような、ほめるような、プラス面の単語のみを使うこと、と言う条件付きです。語のヒント一覧を作っておきました。クラス全員分のカードを作り、書き終わったら次に回す、という流れで行いました。
(2)単語コンテスト
 3学期の学年末考査後の時間にできます。教科書の英文を抜き出し、単語に下線を引き、意味を書かせる単語コンテストです。辞書持ち込み可にしています。 

2 外山先生(中)

 中学の受業実践です。回りにある英語に親しむという観点で、自動車会社の会社名とロゴ・キャッチフレーズを合わせるワークシートを作りました。こんなキャッチフレーズがあります。
  • Shift the Future
  • We do Compact
  • Drive Your Dreams
  • Heart-Beat Motors

3 桑原先生(高)

(1)Job & Occupation
 Oxford Picture Dictionaryの中に、Job & Occupationがあります。そのイラストをカラーコピーしてカルタのようなカードを作りました。
 まずは、プリントにその職業名一覧をのせ、意味の確認をし、発音練習をします。発音練習後、職業名を使って第1回カルタ取り。次に各グループの1位、2位、、、が集まり、第2回戦。ただし今度は、職業名を言わず、仕事の内容を言って行います。
 例えば、
  • Hi, I'm Judy. I make bread and sweets. (Ans. baker )
  • Hello. My name is Bruce. I help sick people get better. (Ans. doctor)
のように言います。最後に、2回戦で言った仕事内容のプリントと、仕事名をマッチさせるタスクをします。
(2)メールで課題提出
 また、自己表現1文英作文を課題として出しました。提出方法を、「プリント、e-mail、または携帯電話のメールで」としました。片時も話さない携帯電話の利用を逆手に取ってみました。

4 弘山先生(高)

 英語の授業は次のように進めています。
  • AETとのsmall talk 
  • JTが日本語訳をスラッシュごとに読み、生徒がそれに該当する英語を、スラッシュを入れながら読む。
  • Q&Aのワークシートをペアでやる。ワークシートは両面刷りで、片側には質問、片側には答えのみが印刷されている。
  • AETがワークシートの質問をランダムに言い、起立した生徒が答える。答えた生徒とその前後の生徒が座る。
  • インタビュー式のワークシートをペアでやる。じゃんけんで勝った人だけが質問でき、ワークシートが埋まったら終わり。
  • これらの活動を終えた所で、授業の振り返り。

5 牧先生(高)

(1)クーポン券
 授業内のタスクなどができたら、クーポン券を渡しています。1回の授業で、1人2〜6枚のクーポンを生徒は受け取ります。(または、カードにスタンプを押す、スタンプカードのようなものも使っています)クーポンの数に応じて平常点などに加味します。クーポン券は生徒の手製のイラストです。
(2)○×カード
 5つの英文を考えます。最初は自分のことを中心に作りました。列ごとの生徒が立ち、東急ハンズのパーティグッズで買ってきた○×カードを手に持ち、答えます。天才クイズの要領で行います。勝ち残った人には、上記のクーポンを渡します。その後、生徒も2つくらいの英文を考え、○×クイズをさせました。
(3)classroom English
 授業では、英語のみで授業を進めるよう心がけています。ただし、板書は日本語も書きます。英語で言いながら日本語を書くことで、生徒の理解を助けることになります。

6 幸島先生(高)

(1)クイズミリオネアー形式で
 教科書を6つのパートに分けました。次に、座席の順番に、生徒に「1、2、3、、、、6、1、2、、、、」と番号を付けていきます。次に、同じ番号の人でグループを作り、質問を考えます。1つ目のパートを1番のグループが担当します。そして、担当したパートを読み、内容についての質問を3つ作ります。
 この時、人気番組「クイズミリオネア」の要領で、答えの選択肢を作ります。(テレビでは4つの選択肢ですが、今回は3つの選択肢にしました)各グループで質問が完成した後、1番から6番まで1人ずつ入った新グループを作り、「クイズミリオネア」が開始します。
 1つ目のパートから6つ目のパートまで、順番に「クイズミリオネア」のように行います。出題者以外が回答者になります。生徒たちは自分の担当したパート以外の質問に答えるので、3×5=15問答えることになります。司会者の名文句"Final answer?"を言うとき、とても盛り上がりました。
(2)単語テストの工夫
 単語テストをペアで行っています。ペアに"Ask""Answer"と書いたカードを10枚ほど渡します。
 まず1人がカードを引きます。"Ask"を引けば、テストの範囲の単語から1問、相手に出題します。相手が答えたら相手にポイント、答えられなかったら自分にポイントがつきます。"Answer"を引けば、相手が質問する権利を得ます。答えれば自分がポイント獲得です。ペアは交互にカードを引き、最後にポイントの多い方が勝ちで、先の「クーポン」を手に入れることができます。

7 鈴木先生(高)

 AETとのTTで、自己紹介の前に、AETの出身、趣味、年齢、などを想像・予想させ、プリントに書かせます。その後で、AETの自己紹介をしてもらいます。
 予想が当たった、当たらないで盛り上がります。また、各生徒とAETで一言挨拶をしました。I'm .... の後に、1文加え、Nice to meet you.で終わるようにと、指示しました。
 最後に、AETの母国イギリスに関するQ&Aを、イギリスの地図を双六形式にした物を用意してグループ対抗にしました。答える生徒が偏らないよう、Answer personを交代するようにしました。

8 尾上先生(高)

 slow learnersばかりの1年生クラスで悪戦苦闘中。主語・動詞を考えさせるところから始めています。英文ごとに、「誰やねん」「何してんねん」と質問し、語順を意識させるようにしています。

9 村瀬(高)

(1)Listen & Repeat
 OCAの授業では、Listen & Repeatを取り入れています。
 教科書の英文を、文字を見ないでテープを聴き、聞いたとおりに発音する練習です。スクリプトの載っていないリスニング問題で利用しています。復習としても利用できます。こうして、リスニング練習と発音練習を同時に行っています。これは、松崎博氏の『Listen & Repeat 使える英語を身につける』(ジャパンタイムズ)に詳しく載っています。
(2)環境問題アンケート
 環境問題についてのアンケートを英語で作り、集計しました。
I never throw away empty cans and trash on the street.
に対するyesの答えが6割程度しかないのがショックでした。

連絡先:MURASE Toshihiro/村瀬敏浩