■ 千葉支部6月例会

2001年6月
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6月12月
 6月23日土曜日、柏中央公民館にて10名参加。

飾り

 レポーターは、埼玉新英研の柳沢民雄さん。多忙な中、遠くから来て発表していただきました。
題して「生徒の作業量を増やす試み」。勤務校は県立川越高校。男子ばかりの進学校で、統一進度。生徒同士のペア活動を組織し、1人1人の活動量を増やすことこそ授業変革のカギと考え取り組んだ実践です。

具体的には、語のまとまりごとにスラッシュを入れさせ、直読直解を目指してペアで「同時通訳方式」の活動をさせます。1時間の授業の中では、5~7分を使用。次の4つのパターンの活動を組織し、変化をつけています。

  1. 生徒A:英語読み→生徒B:日本語訳(パラグラフ毎に交替)
  2. 生徒A:日本語訳→生徒B:英語読み(パラグラフ毎に交替)
  3. 生徒A:英語読み→生徒B:教科書から目を離しながら日本語訳 
  4. 生徒A:日本語訳ー生徒B:教科書から目を離しながら英語復元
 この活動には、教師の「おしゃべりしたがる」悪癖から生徒を保護し、疑問点を意識させるなど多くのメリットがあります。この活動形態は少なくとも中程度の学力のある学校では実行可能ではないかと柳沢さんは指摘しており、早速取り入れてみようと考えた参加者も多いはず。

 レポートは、さらに、英語の歌(年間20曲前後)small stepの積み上げとしての小テスト、多読指導(年間5冊のサイドリーダー)、評価、教材観に及び、その授業実践が生徒に総合的な力をつけるすばらしいものであることを実感させてくれました。

 また、職場の現状を冒頭で紹介した時に、興味をそそられたのは文化祭の目玉の1つである水泳部員(男子のみ)によるシンクロ。昨秋ニュースステーションでとりあげられ、この秋には、部員達の活動を元にした映画「ウォーター・ボーイズ」が公開されます。
その水泳部の顧問でもあった当の柳沢民雄さんから見て、映画の出来はどうでしょう。ともあれ、一度見てみたいものです。

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(文責:流山東高校・町田程子)