■ 西三河サークル例会
2000年11月
 11月24日にサークル例会を開きました。参加は7人。

1 杉浦先生(高)

(1)わが町紹介ビデオ作り
 OCAの授業で、自分たちの住む豊橋市を紹介するビデオを作りました。昨年は学校紹介のビデオを作りましたが、今年は豊橋の特産品や特徴などをAETに説明する、という内容にしました。
 4人1組で1つのテーマを決め、スキットを 作るのに2〜3時間、リハーサルに2時間、撮影に1時間かけました。豊橋名産の「ちくわ」を紹介したグループは、弁当にちくわを持ってきて、午後の授業までちくわを残しておいて撮影に臨んでいました。その他のグループは、路面電車や日航ビルなどを紹介するスキットにしていました。路面電車の原稿の一部分は 以下のようです。
AET: Excuse me. Is there anything peculiar about Toyohashi?
S1 : There is a "Romen Densha" in Toyohashi.
AET: What do you mean by "Romen Densha"?
S2 : It's a train running on the city roads.
AET: What is the fare?
S3 : 150 yen!
.............
(2)ぼくらのイマジン作り
 ジョンレノンの歌"Imagine"を利用して、創造詩を書きました。
Imagine there's no ......
It's easy if you try / It isn't hard to do / I wonder if you can
.............
.............
Imagine all the people ............
 できあがった作品に、イラストと訳詞を載せて、文化祭のクラス展示にしました。同時に、小野洋子さんの芸術についても紹介しました。たとえば、展示会場に「くぎを打ちなさい」と書いた紙と、ハンマー・釘・木をおいて、観覧者に体験してもらうようなものです。彼女の芸術を真似したオリジナル作品も考えました。
 さらに、その展示内容を小野洋子さん本人に伝えようと連絡先を探し、感想を聞きたいと考えています。また、Imagineの創造詩を作って海外の学校と交換し合おうと思い、exchange programで呼びかけたところ、ポルトガルの学校から返事が来ました。

2 瀬古先生(高)

(1)Mission Possible
 OCAの授業で、映画Mission Impossibleのテーマにのって、AETと2人でサングラスをかけて教室に登場しました。AET/JTからのmissionをいかに速く実行するかを、グループ対抗で競いました。
 missionはカードに書いておき、グループの代表者が引きます。ひいた生徒がグループのメンバーと相談して、missionを実行します。次のようなmissionを考えました。
  • Find someone in your class who has visited another country.
  • Find the youngest in your class.
  • Find someone whose dream is to become a teacher.
  • Your mission is to get an AET to laugh, using only English and gestures.
  • 次の早口言葉をグループ全員が10秒以内で言え。"She sells seashells on the seashore."
  • AETに高校時代の思い出を聞き出し、内容を記録せよ。
  • AETに「なるほど」という日本語とその使い方を教えよ。

(2)いきいきとしたskit作り
 ジェスチャーや感情を表す擬音表現をまとめました。ジェスチャーでは、Come here. I don't know. Good luck. Good idea.などを、表現ではOuch, Oops, Boo, Shhh, Uh-oh, Wowなどを紹介しました。
 そのあと、それらのジェスチャーや表現をうまく組み入れたスキットをグループで作りました。

3 桑原先生(高)

 3年のWritingの授業が6単位もあります。そのうちの3時間を教科書に、2時間を映画を使った授業に、1時間をコンピューター室での授業にしてきましたが、2学期に入り、詩を書くことを始めました。これまでに次の3つのタイプの詩を書いてもらいました。

(1)Gem Poems:いわゆる、5行詩です。下のように単語や英文を並べます。

名詞
  形容詞2つ  
動詞3つ
文章
名詞
AETに、作品の中からベストを選んでもらいました。

(2)Name Poems:1行目と最終行に自分の名前を書き、自分のことを表す詩を書きます。

FIRST NAME
  4つの形容詞・副詞  
a friend of .....
love of .....
who feels ...
who fears ...
who wants to ...
LAST NAME

(3)"I am" Poem:I amで始まり、I amで終わる詩です。3つのスタンザからなっています。

  I am ... I think ... I hear ... I see ... I want ... I am ...
  I ask ... I begin ... I try ... I cry ... I need ... I am ...
  I understand ... I say ... I know ... I will ...I can ... I am ...
 以上の3つの詩を書いたあと、各自がコンピューター室で自分の3つの詩を上手にレイアウトし、イラストなどもスキャナーなどで取り込み、最終的にはフロッピーに入れて提出させました。冊子にしたあと、CD−ROMに全員分を収めて卒業記念にしようと考えています。

4 外山先生(高)

 教科書に漫画"Peanuts"の作者のチャールズ・シュルツさんのことが載っていました。インターネットで検索したところ、「ピーナッツ博物館」に辿り着きました。彼の生涯についての資料(日本語)を見つけ、プリントにして、英語の質問を載せました。

 また、関係代名詞が出てきたので、迷路パズルを作りました。スタートからゴールまでで、関係代名詞が含まれた文章が3つできあがります。
 ロッドステュワートの歌Sailingの歌詞を訳す時に、「youを『あなた』と訳さない、sailingを『航海する』と訳さない、Lordを『神』と訳さないで、別の表現を使おう」と指示しました。感性豊かに、自由な感覚で訳させたいと思いました。

5 外山先生(高)

(1)長澤式外国語上達法
 「長澤式 外国語上達法」(長澤信子著 海竜社)を読みました。36歳から中国語を学び始め通訳ガイド試験に合格した方です。その中で、上達の秘訣として「1つのことを100回言ってみる。」というのがありました。100回読めば暗記でき、100回書けば手が覚え、100回聞けば耳に慣れ、100回言えば自然に口をついて出る」とのこと。中国語でも英語でもコツは同じだと感じました。

(2)環境問題とWorld StudiesでTeam Teaching
 環境問題を扱った課を学習したあと、AETがワークショップで手に入れた資料を利用してTTをしました。World Studiesを利用したものです。下はTrue orFalseです。やってみて下さい。

If there were 50 people in the world, there would be ...

  1. People who can read and write : 30
  2. People with a house that has water and electricity : 19
  3. People who don't have enough to eat : 10
  4. People with safe drinking water : 8
  5. People who have never been to school : 10
正解は、1.false(もっと少ない) 2.true 3.false(もっと多い) 4.true 5.true

6 柴田(大)

 日本コミュニケーション学会中部支部と異文化コミュニケーション学会中部支部の共催の「コミュニケーション・異文化研究発表会」において、「国際経営学のコアとしての異文化コミュニケーション」という研究レポートを発表しました。

7 村瀬(高)

 オーラルコミュニケーションの授業のまとめを、雑誌「新英語教育」2月号に載ります。発音練習や自己表現を組み合わせた授業実践です。

連絡先:MURASE Toshihiro/村瀬敏浩