新英語教育研究会 第46回 全国大会(東京大会)
TOP > ようこそ

ようこそ

ようこそ大会概要要項ダウンロード参加者の声

新英研会長

柳沢民雄・新英研会長   新しい半世紀をめざして

  新英語教育研究会会長 柳 沢 民 雄

 私たち新英語教育研究会は,1959年に発足し、以来50年にわたって「なぜ外国語を教えるのか」「何をどう教えるのか」を大切にしながら、「楽しくわかる授業」、「人格形成に寄与できる外国語教育」をめざして日常的に実践研究の交流を続けてきました。
 支部での例会、『新英語教育』誌上での発表のエッセンスを集大成して開かれるのが毎年夏に開かれる全国大会です。これまで45回にわたって積み上げられてきた新英研全国大会での実践交流は「子供の心を開く自己表現」「生徒の心を動かす感動教材」など,日本の英語教育に影響を与える新しい実践の流れを作り出してきました。
 50年の節目にあたる今年の全国大会は、「外国語活動」が全国の小学校で始まる小学校の新学習指導要領の移行期に開かれます。また中学校の新指導要領も移行期に入り、高校の新指導要領も告示を受けたところでの開催となります。高校の指導要領で「英語で授業を行うこと」と授業方法へのしばりを盛り込んだ新指導要領はマスコミでも大きな話題になっています。
 日本人にとって外国語を学ぶ意味はどこにあるのか、外国語をめぐる教育政策をどう読みとったらいいのか。私たちはこの半世紀に実践研究の積み上げてきた成果を2冊の記念誌にまとめながら、こうした大きな視野から新しい半世紀に向けてのスタートを切ります。その大きな飛躍の舞台としてこの夏、シンポジウム・分科会・様々な講座等々、周到に準備を重ねた第46回全国大会を8月1〜3日に東京の清泉女子大学で開催いたします。集まって元気が出る、語り合って勇気が湧く、2学期からの実践で感動を引き出す大会になることを確信しています。多くの皆さまのご参加をお待ちいたします。

大会現地実行委員長

阿原成光・現地実行委員長   どの子も笑顔の英語の授業を!

  新英語教育研究会創立50周年記念第46回全国大会現地実行委員長 阿 原 成 光

 小学校に「英語」が急に導入されて困っているみなさん、とくに、いやなのに担当にさせられて、考えるのも嫌だと思われているかもしれないみなさん、
 夢と希望を持って教育の現場に教える立場で入ったが、あまりの大変さに戸惑っている若い教師のみなさん、
 教育現場がますます厳しくなって、子どもたちを主人公にする授業づくりが難しくなり悩み苦しんでいるみなさん、
 学生のみなさん、父母市民のみなさん、教育委員会のみなさん、
 わたしたち新英研全国大会は「すべての子どもに外国語を学ぶ喜びと未来をひらく力を!」を大きなテーマにしています。
 外国語としての英語教育は、どの子も喜んで学ぶようにすることが難しい教科です。どうしても遅れがちな子どもがでて、親も教師も子ども自身も悩んでしまいます。
 どうも今回の「小学校英語」の導入は、落ちこぼれを大量生産するため、としか考えられない性急とで乱暴さです。「無免許」「不十分研修」の教師に責任を持たせるのは無理です。「英語ぎらい」がいま小学校ではどんどん増えてきています
 しかし、私たちは、このような状況だからこそ、子どもを主人公にした人間らしさを育てる授業づくりで、子どもたちがお互い助け合い励まし合って、笑顔があふれる教室にしていきたいと願い、実践研究をして、少しずつ成果を上げてきています。
 今年2009年の大会テーマは「笑いと平和とことばと人間」です。
 機械に支配され失業で生きることさえ難しい時代を描いたチャップリンの映画「モダンタイムズ」のテーマソングは「スマイル」です。「笑ってみようよ、心が痛くて壊れそうでも、なんとかなるのさ。笑えば、怖さも悲しみも消えて、明日はお日さま、ニッコリ、あなたに。うれしさ、いっぱい!悲しみ、サヨナラ!涙がいまにもこぼれそうでも。ガンバリ時だよ、泣かずに、笑おうよ!生きるっていいもんだって、わかるさ、笑えばねえ!」
 笑えば、元気になります。勇気が湧いてきます。集まれば元気!話し合えば勇気!デス。
 一人で悩んでいても始まりません!私たちの研究会は一人ひとりの悩みを大事にします。
 お互いを認め合う人間らしいコミュニケーションを心がけています。世界の人々と「自前の英語」でつながれば、地球憲法9条の「非暴力宣言」がかならず実現して世界の平和も夢ではないと確信しています。
 ことばは人間の存在証明です。ことばがあるから人間なのです。人と人の間を大事にする人間らしいコミュニケーションを「自前の英語」で世界の人々としたいものです。
 「外国語を知らぬものは母語も知らない」というゲーテの言葉通り、外国語教育は母語教育でもあります。言葉はコミュニケーションの道具でもあり、思考や感情の道具でもあります。人間が人間らしく生きる力を身につけて世界の人々と共生するためにも、違いを認め合える外国語の習得は21世紀に生きる人類の必須の教養です。
 幸い、東京都教育委員会の後援をいただき、英語嫌いをつくらないために奮闘中です。
 みなさん、楽しいですよ!面白いですよ!いろんなプログラム満載の大会です。
 サア、イラッシャイ、いらっしゃい!みなさんのお出でを待ってマース!イイェイ!!
▲このページの先頭へ