■ 関東ブロック集会

2018年

参加者91名。遠くからは、山形や島根の高校の先生も参加。島根の先生は、以前、北海道で大学の恩師から新英研を紹介されたとか。
教室の未来と、外国語教育のこれからを考える!
期 日: 2018年1月7日(日)10時~17時 9時半受付開始
会 場:
国立オリンピック記念青少年総合センター
 センター棟(受付:3階309)
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1 
アクセス: 小田急線 新宿駅より各駅停車で約3分 参宮橋駅下車 徒歩約7分
(案内図)http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html

日程:   9:30〜      受付開始(3階309)
10:00〜12:00 小学校・中学校・高校 各分科会
        (1)小学校英語 (2)中学校の実践 (3)高校の実践
12:00〜13:00 昼休憩 *新英研EXPO(教材展示会)を行います。
13:00〜13:10 全体会
13:10〜14:30 「サークル・タイム:みんなで語ろう!」
      ~「わからない」を「わかる」「楽しい」に導くには?~
14:30〜14:45 休憩
14:45〜16:30 大谷泰照 氏(大阪大学名誉教授)による講演
16:30     閉会あいさつ
内容:
分科会
  1. (1)小学校英語
    『手探りで取り組んでいる小学校英語』
    レポーター:中田郁乃さん(千葉・松戸市小学校)
    小学校英語の分科会の様子
      参加者は20名を超え、小学校からの参加も増えました。
     大変な現実はあるけれど、助け合って、いい方向でやっていこう、という中田さんのしなやかな姿勢が爽やかでした。
  2. (2)中学校の実践
    『見捨てない、諦めさせないことを信条に』
    レポーター:市村香代子さん(東京・元小平市立上水中学校)
    中学校の実践報告の様子
      この夏の全国大会でも大好評の市村さんのレポート。
     先生の気持ちの明るさ、温かさに、生徒自身も自分自身を見直して、成長していく姿が圧巻でした。軽やかなステップに、踊る英語教師!の姿も注目を集めました!
  3. (3)高校の実践
    『協同学習、その先にあるものは?』
    レポーター:葛巻真希雄さん(私立大東学園高校)
    高校の実践報告の様子
      困難を抱えながら、学校の英語科での教研活動を大事にし、協同学習に学校全体で取り組み、人権を大切にした学びを展開している葛巻さん。
     今、突き当たっている壁についても包み隠さずレポートされました。

昼休憩/新英研EXPO(教材展示会)
福袋のコーナー
 昼休みは、新春なので、恒例の福袋!が出ました。500円で20袋が、7分間で完売! 中身は、授業で使える歌、stamp、シール、ほっと一息バスソルト(笑)、など充実、さらにおまけで、おすすめの本や、てぬぐい、カレンダーに、ネックウォーマーなどの引換券も。それから、大会でも大好評のてづくりの「消しゴムスタンプ」も45個登場。1個50円で大人気。
 さらに、教材展では、萩原さん、泉さん、見城さん、菊地さんの本やDVD、カレンダーなどの販売もありました。もちろん、お役立ち教材バイキングも!キャンディコーナーも。
 そんなこんなで、昼休みもみなさんで、交流を深めました。あ~、楽しかった!

「サークル・タイム:みんなで語ろう!」
  ~「わからない」を「わかる」「楽しい」に導くには?~
新企画サークルタイムは、4~5人で、校種を越えて、授業についてたっぷり語る企画です。
 午前中の分科会の報告を司会者、レポーターから聞いた後、グループの中で、悩みや課題を付箋に一人一枚書いて、交流します。そして、次の4つのお題について、付箋に書いては、みんなでフリートークを行いました。
  1. ①生徒のつまずきやわからないポイント
  2. ②つまらないのはなぜ?
  3. ③楽しさの中身は?
  4. ④わかるために何が必要?
 最後に、小中高それぞれの模造紙に、グループの付箋を貼り直し、全員で一望しました! そして、再度、レポーターから、感想や展望を語ってもらいました。

 全部で80分のワークショップ、「たっぷりしゃべったね~」「もう少し、話したかった!」「校種を越えて、悩みが聴けた」「解決策やアイデアをもらった」と参加者のみなさんから嬉しい感想がありました。司会進行は、吉岡潤子さんと渡辺美夏子さん、ナイスでした!

記念講演
講師:大谷泰照氏
   (大阪大学名誉教授・大学英語教育学会(JACET)顧問)
「日本の異言語教育の現状をどうみるか
 ―'Happy Slave Syndrome' の自省―」

記念講演
分かっていそうで忘れていた視点を再認識させてくれた大谷氏 最後のセッションは、教育と英語教育について、目の前のことだけでなく、ちょっと俯瞰して眺めてみよう、ということで、奈良から、異文化理解と異言語教育の研究者である大谷先生の講演。日本の13歳がなぜ算数・数学でいい成績を残しているか、日本人が英語を学ぶのがどうして困難なのか、本人や教師の努力を越えたところにある理由をデータで示していただきました。
 教育にお金をかけていない日本の圧倒的な教育条件の貧困さも指摘され、このような状況があたり前だと思い込んでしまう、Happy slave(教育心理学の用語だそうです)に陥りがちな自分たちを自省し、言語文化的状況、政治社会的状況に対しても、提言を続けていこう、というお話でした。

 目の前の子どもたち、若者のために、身を粉にしている日常がありますが、複眼的に、立体的に事態を見定め、提言していくのが、プロだと、その自覚を持ちましょう、と新年早々、背筋が伸びるお話でした。

事前の紹介
 「算数・数学は世界トップレベルなのに、英語は伸びない。抜本的改革を!」という声に、「これからどう教えていったらいいのか」と行く手が見えない森の中で立ちすくんでいるかのような私達英語教師。新春はぐっと視野を広げて、異文化理解、異言語教育政策の大谷先生の話から、毎日教えている英語を見直してみませんか。日本語と英語との言語間距離や、言語のひとつとしての英語について、そして日本の英語教育政策について、明瞭な語りで、英語教師を励ましてくれる講演です。ご期待ください!

参加費: 1,500円(新英研会員1,000円) ・ <学生500円>
*当日、受付にてお支払いください。
参加申込み:

<必要な送信事項を表示>▼

●フォーム
https://goo.gl/forms/LO5J3f0f6JTy7Lv93

●メール(件名:関ブロ集会参加申込み)
@

「メール送信」のボタンをクリックしてください。  

Webメールから送信の場合は、上のメールアドレスあてに、必要な事項を記入し送信してください。

●郵送
ハガキに上記の送信事項①~⑤を記載の上、下記宛先にお送りください。
<会の終了に伴い、宛先を削除しました>
申込み締切: 2017年12月25日(月)
*これ以降の申込み・当日参加も受け付けます。
各支部
問い合せ先:
 埼玉 淺川 
 群馬 見城 
 千葉 宇野 
 神奈川 萩原 
 茨城 阿部 
 東京・栃木 安野 
 山梨 天野 
問合せ先: 東京新英研事務局 <会の終了に伴い、氏名・電話番号を削除しました>
その他:
関東ブロック交流会のお知らせ
2018年1月7日(日)17:30~20:00
新宿西口・居酒屋「はなの舞」
参加費 一人3,500円
ダウンロード: PDFファイルアイコン「2018関東ブロック集会 in Tokyo」チラシ(PDFファイル)

(2017年10月22日掲載/2018年1月8日更新)

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