■ 2005年北信越ブロック集会

2005年1月
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 1月4日午後1時から5日午後12時まで全国大会の会場であるホテル圓山荘で行いました。 4日のレポートは以下のとおりです。

1日目


(1)「Mother's LullabyのReadingから暗唱まで」

長野上田第三中学・出浦正郎先生
 原爆についてヴィデオなどによる背景学習も行いながら、英→日、さらに日→英のTranslationを行った後、全文の暗唱に取り組ませた。苦手な生徒にも最低7文暗唱を課した。また、苦手な生徒のためにカタカナプリントを製作。暗唱した後、虫食いプリントを用いてWritingの力もつけようとした実践。

(2)「音読指導」

長野桜ヶ丘中学・竹内節子先生
 意味の切れ目ごとに段落を変えた日英対応表を用いてチャンクを意識させながら繰り返し音読をさせている実践。またReading cardを生徒全員に持たせ、授業の最初に家庭での読みの回数を棒グラフに書き込ませる。また、カードが全部埋まると、保護者に感想をカード裏に書いてもらい提出させる。繰り返すことの重要性を追求した実践。

(3)「自己表現活動」

長野山辺中・花里晴水先生
日頃の授業の中にさまざまな自己表現活動を混ぜながら、生徒の書く力をつけようとした実践。ユニークなのは、その作品を家庭に持ち帰らせ、家人のコメントを書かせている点である。保護者も改めて自分の子供の考え方を知る機会が持てる。

(4)「授業を変える4つの試み」

埼玉鴻巣女子高・田中渡先生
 教科通信、自己表現活動、自主教材、授業方法の工夫の4つを重点に日頃の実践を発表していただき、翌日授業の様子をビデオで紹介していただいた。この4つの中でも教科通信が特に大事だと力説された。資料集、レポートの合計ページ数が約300ページでそれを1時間半かけて説明していただいた。発表の内容もさることながら、田中先生の授業に傾注している熱意やひたむきさに参加者一同心打たれるものがあった。

2日目


(1)「歌、Scanning,Game,英語表現」

長野中野実業高・内堀守先生
 マッピングの手法で修学旅行記を生徒に書かせた実践。生徒にマッピングでアイデアを列挙させ、それを黒板に教師が英語で板書する。それを生徒は利用し、5文以上の接続詞を用いた英文を作る。それを教師が添削し、プリントにタイプする。最終的に生徒がお互いの文を読みあって相互評価をしてコメント書きと投票を行った。書く力を無理なくつけようとした実践。

(2)「実践的コミュニケーション能力の基礎を育成するために」

富山利賀中学・森田康寛先生
 帯学習(パターンプラクテイスと自己表現を組み合わせた学習)を普段から行い、それを元に書く力をつけるためにスモールスキットを作らせたり、Show and tellなどに発展させている実践。  最後の一時間を使い、第5回現地実行委員会を開催しました。各県への仕事の委嘱、ならびに中央から来られた高木、柳沢両先生から貴重なアドバイスをいただきました。
(連絡先:伊藤晃

期 日: 1月4日(火)13:00〜1月5日(水)12:00まで
場 所: ホテル 圓山荘(まるさんそう)
 (長野県千曲市上山田温泉2-9-6:TEL026-275-1119)
内 容: 長野、新潟、富山、石川、福井各県の中学校、高校の授業実践交流を行います。
埼玉県・田中渡先生の実践報告もたっぷり。(4時から6時まで)
費 用: 宿泊の方 12,000円(参加費、宿泊費、懇親会費含む)
日帰りの方 1,000円(コーヒー付き参加費。予約は要りません。)
連絡先: 伊藤晃

(2005年4月14日更新)