■ 関東ブロック集会
2003年
2003年 関東ブロック集会
1月5・6日、東京国立オリンピック記念センターにて、「草の根から広げよう!平和の文化を」をテーマに集会をひらきました。参加者は総数152名に達しました。
1日目
講演と映画
☆ お正月なので、コーヒー片手にゆったりした雰囲気ではじめよう!と、初日の午後は「映画とトークのアフタヌーン」をテーマに講演と映画からスタート。しかし、ガラス絵作家児玉房子さんの講演「コスタリカ賛歌」は、平和を願う、だけではなく「つくる」明確な意思に貫かれたストレートボールをビシッと胸に投げ込まれたようなお話でした。
児玉さんがこだわる中米コスタリカは、「軍隊をすてた国」で、国家予算の4分の1を教育にあて、子どもたちに平和と民主主義を徹底し、夫婦げんかや友だち同士のけんかの解決方法まで、あらゆる紛争を話し合いで解決することを教えるそうです。
映画「軍隊をすてた国コスタリカ」は、劇的な場面があるわけではなく、淡々とコスタリカの人びとの生活を描いている、と聞いていましたが、人びとの平和に対することばがあふれ、教室での授業シーン(これがまた対話にあふれている)もじっくり見れて、からだに効く映画だなあと思いました。
児玉さんがこだわる中米コスタリカは、「軍隊をすてた国」で、国家予算の4分の1を教育にあて、子どもたちに平和と民主主義を徹底し、夫婦げんかや友だち同士のけんかの解決方法まで、あらゆる紛争を話し合いで解決することを教えるそうです。
映画「軍隊をすてた国コスタリカ」は、劇的な場面があるわけではなく、淡々とコスタリカの人びとの生活を描いている、と聞いていましたが、人びとの平和に対することばがあふれ、教室での授業シーン(これがまた対話にあふれている)もじっくり見れて、からだに効く映画だなあと思いました。
実践報告
☆ さあ、そしていよいよ実践報告。
全国大会や雑誌でもおなじみの安部(伊東)直子さんの「つながろう、人々と!〜草の根のふれあいで本当の英語の力をつける〜」は、なぜ直子さんが開発教育にこだわり、草の根の交流を広げる運動を続けているのか、その原体験となるスリランカでの青年海外協力隊員時代の話からスタート、NYテロ事件後、交流をしていたNYの小学校とのこころの交換は、アメリカの人々の大多数が報復に賛成と知らされていた時に、そうではない、と思っている草の根の人々がいることを子どもたちに、そして私たち参加者に知らせ、希望を与えてくれたレポートでした。直子さんの魂のこもったことばのひとつ、ひとつは、「なぜ英語を教えるのか」、「今、どんな授業をすべきなのか」を求めて集会にやってきた参加者の実践の拠り所となるものでした。ここで午後の部も終了。
あ、東京名物「福袋」(関東各県お年玉引換券つき)は特価1000円で限定30個、5分足らずで完売しました。NGOショップも書店も充実でした。お買い物時間がやっぱり足りなくて残念。
ワークショップ
☆ 夜は、NGO・民間団体とのワークショップ。
児玉さんやワークショップの講師陣、関東ブロック大集合の交流会も大盛況!今年の夏の茨城全国大会での協力を誓い合いました!
- 「地雷」をテーマにしたグローブ・インターナショナルの町田さん(炎の教材作り職人)によるワークショップ。
- バングラデッシュ・ネパールの人々と歩いて30年のシャプラニールはストリートチルドレンの写真からよみとく「フォトランゲージ」。スタッフの内山さんのバングラ・グッズやフェアトレード・グッズに興味津々!
- 非暴力ワークショップは非暴力平和隊の大畑さん。「人間知恵の輪」やゲームでこころとからだをほぐす。
- 「世界がもし100人の村だったら」のシミュレーションワークショップは、開発教育協議会の上條さん、中村さん。
児玉さんやワークショップの講師陣、関東ブロック大集合の交流会も大盛況!今年の夏の茨城全国大会での協力を誓い合いました!
2日目
☆ 2日目午前は、4つの分科会。、新英研ならではの渾身のレポート。
(1)平和の文化、国際交流
・泉 康夫さん(神奈川・中)「南」を覗くためのステップづくり〜外国通貨や歌、Battleshipsなどを利用して〜
・棚谷孝子さん(神奈川・中)「絵手紙で交換」〜日韓中学生の交流〜 ・福島悦子(東京・中)「ベトナムの魅力を感じる授業をめざして」
・棚谷孝子さん(神奈川・中)「絵手紙で交換」〜日韓中学生の交流〜 ・福島悦子(東京・中)「ベトナムの魅力を感じる授業をめざして」
(2)明日から使える授業の工夫!
栗原純一さん(茨城・中)
「歌と自己表現を思いきってやってみよう」
萩原一郎さん(神奈川・高)「英語ギライの生徒たちと授業をどうつくるか」
萩原一郎さん(神奈川・高)「英語ギライの生徒たちと授業をどうつくるか」
(3)来年はこれをやってみよう!
鈴木政浩さん(埼玉・大)「コンピューター、DVDを使って映像・音声教材を」
(4)評価に困っている人、全員集合!(中学の到達目標と評価)
小塩潤子さん(東京・中)「子どもたちにつけたい力 2003」
荒木好枝さん(東京・中)「子どもたちが目標の持てる評価を!」
阿原成光さん(東京・大)「子どもたちの生きる力を保障する評価」
コーディネーター 柏村みね子 (東京・中)
荒木好枝さん(東京・中)「子どもたちが目標の持てる評価を!」
阿原成光さん(東京・大)「子どもたちの生きる力を保障する評価」
コーディネーター 柏村みね子 (東京・中)
(文責:柏村)
(2003年6月11日)
と き: | 2003年1月5日(日)13:00開会〜6日(月)12:00閉会 |
ところ: | 国立(代々木)オリンピック記念青少年総合センター・センター棟 (小田急線参宮橋駅下車徒歩7分 TEL 03-3467-7201) |
テーマ: | 「草の根運動の担い手たちと語る平和と教育」 |
内 容: | <1日目>
|
参加費+宿泊費: | 1泊2食 8,800円 |
申込方法: | 費用を添えて現金書留で 平野寿美宛 |
締め切り: | 12月20日(金)*これ以降は電話で。 |
(2002年12月8日)