■ 東北ブロック集会

2002年

2002年 第31回東北新英研春季学習会


 3月23日〜24日、岩手の八幡平ハイツで東北新英研の学習会を開きました。
 参加者は13名。レポートは5本でした。

 金野先生(青森・三沢高・定)からは、「知りたいと思う実践的な授業を目指して」と題して、3年間の定時制での実践の中から、アルファベットすらあやふやな生徒に対してのきめ細かい辞書指導、そして英文のタブロー化からスラッシュ指導へと変わってきた研究の変遷を振り返ってもらいました。
プロジェクターを使っての発表は、これからの授業の進め方にも大いに参考になりました。

 近藤先生(秋田・三輪中)は、これまでの2年間の実践から、特に自己表現について膨大な量の生徒作品を提示してくれました。またその中で、ALTあるいは同僚教師の協力を得ながら、スピーキングについてのテストも行っているということで、その実施時間の確保や評価について意見が交わされました。

 成田先生(青森・弘前東中)は、今年の授業を生徒アンケートにより振り返った後、来年度からの週3時間体制の中で、どのように授業の無駄を省くかという内容でした。

 佐々木先生(岩手・水沢工高)は、「教科書を創造的に扱うための試み」と題して、教科書分析をすることで、最適な教材の選定、さらには生徒がつまずくであろう箇所を予測して授業を行うことの大切さが語られました。

 富樫先生(山形・東根工高)のレポート「授業で生徒と時代に向き合う」は、富樫先生の美しい歌声で始まりました。歌の実践、修学旅行を活用してのピースメッセージの実践から、溢れ出る教師の思いとそれに答えた生徒の頑張りが感動的でした。

 5本のレポートをじっくりと話しあい、充実した学習会になったことを喜びつつ散会しました。

(文責 成田)
(2002年4年6日)