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■ 新英研のみなさん、ありがとうございました

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 新英研の活動によって、「助けられました」というご連絡をいただきました。
 以下にご紹介します。

新英研のみなさん、ありがとうございました

山梨・一宮町
  鈴木 正 洋
  鈴木 はつみ

 私たちの息子は、中学生になって間もない時、英語の授業でつまずき、登校拒否のきっかけになりました。そして、新英研の先生方に助けていただきました。命の恩人です。

 2001年、新英研(新英語教育研究会)の戸田康先生と「ゆきとどいた教育をすすめる会」の打ち合わせ会議でお会いした折に、正輝のことを話すと、「学習も大事だが人間的ふれあいも大切です」と教え子の山梨大学の学生を紹介していただきました。話をしてみると、その学生のお母さんとは「ひまわり学校」(全生研・夏の学校)の顔見知りでした。
 家庭教師をお願いし、6月から9月まで自宅に来ていただきました。明るくのびのびとした好青年で、勉強も見ていただきつつ、よき話し相手にもなっていただきました。
 全教本部へ相談の電話をしたこともありました。そして、新英研の先生から丁寧な励ましのお手紙をいただきました。

納得するまで学んでこそ

「不登校だったボクと島の物語」表紙

 二〇〇二年九月、不登校になって一年三カ月が過ぎた頃でした。知り合いの退職校長で、中富町の議員をしている星野佳彦さんとの会話の中で、息子の不登校のことを話すと、英語の面倒を見てもよいということになりました。星野さんは現職当時、新英研にたずさわっており、正輝は中学に入って、とくに英語と数学がわからないと言っていたことから、週一回の英語の学習が星野さんの自宅で始まりました。このときは正輝が自ら学びたいと意思表示しました。
 正輝は小学校のローマ字から中学校の英語に移行したとき、はじめから疑問に思いつまずいていたことがわかりました。「A」がなぜローマ字では「あ」 と読み、英語だとなぜ「エイ」になるのか? A aを「エイ」と読むことだと中学一年生になって急に言われても、なぜそうなるのか理解できなかったと言います。
 星野先生の学習が始まって間もないとき、息子の晴れ晴れとし、勢い込んで話してくれた表情が今でも忘れられません。
林野茂樹 著「楽しい英文法」  「お母さん、お父さん、意味が解った! なぜ『あ』が、『エイ』になるのか、法則があったんだよ」と目を輝かせて話してくれました。それは、新英研の林野滋樹先生たちが英語のスペルから、音の足し算をして、発音が簡単に出来ることを解明したもので、中学生向けのテキストとして発表し、活用されてきました。A(エイ→ア)B(ビー→ブ)C(スィー→ク)D(ディー→ドゥ)……Zまでを、これまでの暗記的学習ではなく、一覧表にして説明、法則化したものでした。つまり、アルファベットの「エイ、ビー、スィー…」は文字の名前であるが、それだけでは英語は発音できないこと。発音には音が必要で、それが「ア・ブ・ク・ドゥ……」でした。
 「エイ」の意味や法則を学び納得し、中学生になってすぐにぶつかった疑問がやっと一年五ヵ月後に解明できたと喜び、次に、動詞、述語動詞がよくわかったと喜びました。詰め込みだけの暗記の学習でなく、子どもは丁寧に「なぜ、そうなるのか」納得するまで学んでこそ、知る喜びや感動を味わうことができるのだと親子で実感することができました。

「不登校だったボクと島の物語」2005年6月23日(ふきのとう書房)より

ぶどうの会(山梨不登校の子どもを持つ親たちの会)の事務局を
 夫婦ですすめています

 私たちのところへ訪問される人も増えて、改めて不登校の子どもを持つ親の悩みの深刻さを痛感しました。「学校に行きたいけれど、行かれない胸のうち」「親も子も理解し得ない心の葛藤」「どうしてよいかわからないまま日は過ぎて、カウンセラーや心療内科に通う日々」「時には親も子も切れそうになる切ない時」など、同じ思いが語られました。これまでの私たちの経験から、不登校の子を持つ親同士の全国の交流が、どれほど励まされ救われたかしれません。そこで、不登校、引きこもり、非行などで悩み、その解決を模索している父母たち、そして子どもたちと、手を取り合ったとりくみを、山梨ではじめて5年がたちました。

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(2010年1月1日)